MOGとは?
「Meals of good life」の頭文字をとった造語で、食事を楽しみながら健康リスクを予防し健康で豊かな人生を送っていただける環境づくりを目指します。
瘦せている方が健康リスクが高まる!
高齢者施設の多くは、食事摂取基準に則った食事を提供しています。現行の食事摂取基準は、生活習慣病予防を見込んでのものですが、70歳以上の高齢者の方にとって過度な食事摂取制限をすることで「低栄養」を引き起こし、かえって健康リスクが高まることが近年わかってきました。
「食べたいモノを好きなだけ食べる」ことは、健康寿命を延ばすことに繋がり、食生活の豊かさは人生の豊かさに繋がると考え、業界に先駆けて食事プログラムの改善に取り組むことにしました。
多様な食事イベント
高齢者は制限よりも好きなモノをいただきたい!痩せることよりもリスクに負けない強い体を作っていただきたい!クラーチこだわりのイベントで食事を楽しむ機会を提供します。
健康管理 — 2か月に1度測定実施
豊かな食生活をサポートして食へのモチベーションを高めることで、この「低栄養」リスク予防にも寄与し、健康寿命の伸長に繋げていきたいと考えています。
栄養状態の判断基準として、3つのうちどれかに当てはまる方を「低栄養リスクの予兆あり」と設定しています。
①体重が入居時より5~10%
②体格指数 BMI 20.0未満
③筋肉量 SMI 男性7.0kg/㎡ 女性5.7kg/㎡
2か月に1度のペースで体組成計と運動機能分析装置を用いた健康管理測定を実施。筋肉量などの身体への影響を可視化することで、食に対するモチベーションの向上へ繋げていきます。
老年医学のスペシャリスト 全体監修
葛谷雅文医師
医師、厚生労働省健康局 2020年版日本人の食事摂取基準策定検討会 副座長
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葛谷雅文医師
加齢に伴う筋力低下は「サルコペニア」と呼ばれ、80歳までに30%から40%ほど低下していきます。サルコペニアはフレイルを誘発し、身体の活動量の低下や転倒にもつながり、要介護状態への進行を早めてしまうため、その主なる要因となる「低栄養」への対策は急務です。
クラーチでは管理された栄養データと身体データを保有している為、定期的に効果検証することが可能です。
我々が提唱する低栄養リスクに対する取り組みを実証するフィールドを持つパートナーとして、クラーチと共に高齢者への栄養療法を確立させ、世の中に広く発信、浸透させていければと考えています。